印刷していない事例もインクは常に連続的に噴射されているのでコンティニュアス型または連続吐出型と呼ばれる。

ポンプによってノズルから連続的に押し出されたインクは超音波発振器によって微小な液滴になる。

インク滴は電極によって電荷が加えられ、印字の不可欠に応じて偏向電極で軌道を曲げられて紙面の印字面に到達する。

偏向電極で曲げられなかったインクはガターと呼ばれる回収口に吸い込まれ、インクタンクに戻り再活用される。

ポンプによる高い圧力でインクを押し出すので高粘度のインクが使用でき、他にも連続的にインクを押し出す事から速乾性のインクも使用できるなどインクの選択幅が広い。

その上超音波振動で作られるインク滴は毎秒100滴以上で生成することが可能であり高速であるが構造が大がかりで小型化が難しく、マルチヘッド化も困難であるなどの欠点から家庭用のプリンターとしては使用されておらず工業用のマーカー(生産ラインで部品に製造番号などを記入する)として使用されている。

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